【海外から日本帰国】「MySOS」のインストール方法や使い方【画像あり】

海外旅行

この記事は、2022年4月20日~2022年4月28日に行ったハワイ旅行の経験をもとにしています
最新情報は異なる可能性がありますので、予めご了承ください

海外旅行から日本に帰国する際、事前にMySOS(入国者健康居所確認アプリ)でワクチン接種歴やPCR検査結果を電子登録しておくことで、日本到着時の入国審査がスムーズになります(この仕組みは「ファストトラック」と呼ばれています)。
しかし、ただアプリをインストールするだけでは「登録画面が表示されない」「登録が上手くいかない」「どうやって使うのか分からない」となり、少々戸惑う点がありました。

この記事では、
日本帰国時にMySOSアプリを使うとき(=ファストトラック)の、アプリのインストール・初期設定・事前登録の方法を説明します。

なお、「MySOSをインストールしたけれど使い方が分からない!登録画面が表示されない」という方は、記事内の既にMySOSをインストール済みの方をご覧ください

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はじめに MySOSを使った事前登録(ファストトラック)について

はじめに、MySOSを使った事前登録(ファストトラック)についての概要を記載します。
「いつから準備が必要か」「同行者の対応」「『出国前72時間以内の検査証明書』とはいつのことか」「気をつけること」などをざっと記載しています。ファストトラックを初めて利用される方は、ご一読されると良いと思います。

「ファストトラック」とは

ファストトラックとは、厚生労働省によるMySOS(入国者健康居所確認アプリ)を使った空港での検疫手続きの事前登録の仕組みです。ワクチン接種証明書やコロナの検査証明書などの情報を事前登録しておくことで、空港でのチェックインや日本帰国時の検閲がスムーズになります
成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港より入国する方がファストトラックを利用可能です。
情報元:厚生労働省のファストトラックのマニュアル

「ファストトラック」の疑問と答え

ファストトラックに関する疑問と、ハワイからの帰国時に実際使って分かったことをまとめました。(私個人の経験に基づいています)

  • いつから事前登録を始めれば良い?
    • MySOSの事前登録は、海外の出国3日前くらいから始めればOKと思います。
      事前登録はいつからでも開始できますが、現地を出国する3日前くらいからで十分間に合います。
  • いつまでに事前登録を完了すれば良い?
    • 海外の出国の3日前~前日に登録作業を完了させるのがおすすめです
      • 厳密には、MySOSの登録は日本の到着予定日時の6時間前までに完了させればOKです(厚生労働省のファストトラックのマニュアルより)
      • しかし、「ワクチン接種証明書」や「検査証明書」は審査が必要で、審査完了まで数時間かかります(詳しい時間は覚えてないのですが、夜に登録して、朝見たら完了してたような記憶があります)。そのため、自分が行う登録作業は、遅くとも前日には終わらせた方が安心かと思います。
  • 海外に行く前、日本で事前に準備することはある?
    • 日本で事前にやることは特にありません。日本から出国できれば、必要な書類は揃っているはずです。
    • 強いて言えば、ワクチン接種証明書が必要なので、紙で準備している人はワクチン接種証明書を捨てないようにしましょう
  • 日本の帰国前、海外の現地で準備することはある?
    • ハワイ以外の場合は、他に要件があるのかもしれませんので、外交省のサイトや他サイトなどをご覧ください。なお、MySOSの使い方はどの国でも同じと思われるので、ハワイ以外からの帰国でも本記事は参考になるかと思います
  • 「出国前72時間の検査」って、いつ検査を受ければいいの?
    • とりあえず「出国の2日前~前日に受ければOK」と思っていれば大丈夫です。
    • 厳密には、出発時間は搭乗予定の航空機の出発予定時刻検査時間は検体を採取する時間とされています(在ブリスベン日本国総領事館サイトより)。そのため、例えば「帰りのフライトの出発時刻が13:00」であれば「検査証明書に書かれる『検体採取』の日時が、出国3日前の13:00以降」であればOKです。
    • 「乗り継ぎがある場合や、フライトの遅延・変更が起きた場合の『出国前72時間以内』っていつなの?」については、厚生労働省のQ&Aをご覧ください。
  • 登録の必要があるのは?代表者だけで良い?
    • 同行者も含め、全員登録が必要です
    • 同行者が12歳以下の場合、1台のスマホで同行者も登録できます
    • 同行者が13歳以上の場合、ご自身のスマホそれぞれで1人ずつ登録する必要があります
      • 13歳以上の同行者でスマホを持っていない方は、残念ながらファストトラックが使えないと思われます。その場合は、「ワクチン接種証明書」と「出国前72時間以内の検査証明書」をそれぞれ用意して、到着時に見せれば良いと思われます(厚生労働省のよくある質問 1-6 より)
  • MySOS(ファストトラック)は利用しなくても大丈夫?
    • MySOSの登録無しでも入国はできます。その場合は「ワクチン接種証明書」や「出国72時間以内の検査証明書」などを到着時にそれぞれ見せる必要があります
    • ただ、可能ならMySOSを利用するのがとてもおすすめです。出発時の空港のチェックイン・到着時の手続きがスムーズでしたし、何より入国書類に不備がないことを事前に確認できるので安心でき、滞在をより楽しめました!
      • ちなみに、日本到着時、空港では「MySOSの登録が完了しているか」で列が別れていました。未登録の方には長めの列ができており、そこでMySOS登録をしている方もいるようでした(ちゃんと見てなかったので、もし違ったらすみません)。
  • 利用にお金はかかる?
    • 利用料金はかかりません(ただし、インストールや登録時に通信することがあるため、その通信費はかかります)
  • 海外出発のチェックイン時に気をつけることはある?
    • MySOSの画面とコロナの検査証明書を見せる必要があるので、Wifiなど通信環境を確保しましょう(レンタルWifiルーターを用意するなど)
      • Wifiが使えない時に備えて、あらかじめMySOSの登録完了画面(QRコードが出て緑色になってる画面)、ワクチン接種証明書、コロナの検査証明書のスクリーンショットやデータダウンロードをしておくと良いです(紙をお持ちの方は紙でOK)
      • ちなみに、私たちは紙の検査証明書を持っていませんでしたが、PDFの電子データをスマホ画面で見せるだけでOKでした。私たちはJALを利用しましたが、ここは航空会社によって違うかもです。

他に気になることがあれば、厚生労働省のファストトラックのよくある質問をご覧ください。良い質問がいろいろ書かれているので、参考になるかと思います。

それでは、ここからは実際の使い方です!

手順1. MySOSのインストール & ファストトラックの開始

まだMySOSアプリをインストールしていない方

アプリのインストールを行います。App StoreやGoogle Playから検索してインストールをするだけでは事前登録が始まらないので、以下の手順に従ってインストールを行なってください。

  1. こちらのURLをタップします(または画像のQRコードを読み込みます)
    https://mysosp.page.link/sfY2kRrviv4t4eFy7

    ※元情報は厚生労働省のファストトラックのマニュアル
  2. 画面の指示に従い、アプリをインストールします
    • iPhoneの方
      1. ブラウザ(ChromeやSafari)が立ち上がるので、チェックを入れて「OPEN」をタップします
      2. App Storeが立ち上がるので「入手」をタップします
      3. ダウンロード完了後、「開く」をタップします
    • Androidの方
      1. Google Playが立ち上がるので「インストール」をタップします
      2. インストール完了後、「開く」をタップします
  3. 以下の「利用規約」画面が表示されればOKです!
    そのまま初期設定に進んでください

既にMySOSをインストール済みの方

既にMySOSをインストール済みで、以下の「救援依頼」みたいなホーム画面のままで止まっている方は、以下の手順を行ってください。ファストトラックの事前登録をスタートできます。

MySOSの使用が2回目以降の方も、以下の手順を行ってください。事前登録をスタートできます。

  1. こちらのURLをタップします(または画像のQRコードを読み込みます)
    https://mysosp.page.link/sfY2kRrviv4t4eFy7
    ※元情報は厚生労働省のファストトラックのマニュアル
  2. MySOSアプリが開き、以下の「利用規約」画面が表示されればOKです!
    そのまま初期設定に進んでください

手順2. 初期設定

準備するもの

  • パスポート番号
  1. 以下それぞれで、画面下までスクロールして「同意する」「確認」をタップします
    • 利用規約

    • プライバシーポリシー
    • 日本へ入国する皆様へ
    • 入国者健康確認センター

  2. 「アカウント登録」で各項目を入力し、右上の「登録」をタップします
    • 「姓」「名」は、パスポートに記載されたものを大文字アルファベットで入力します(小文字だと入力されません)
  3. 確認画面で「はい」をタップします
  4. 「マイクのアクセス」「カメラのアクセス」「位置情報の利用」を全て「許可」します
    (画面はiPhone)


    iPhoneの場合、位置情報は「Appの使用中は許可」でOKです
  5. 「12歳以下の同行者の有無」を選択します。
    • 12歳以下の同行者がいる場合 →「はい」をタップし、こちらの手順(厚生労働省サイト)に従って同行者の情報を追加します
    • 同行者がいない場合(あるいは、同行者が13歳以上の場合) →「いいえ」をタップします
  6. 「日本入国前に〜こちらの機能を利用しますか」で「はい」をタップします
  7. 以下の画面になれば、初期設定完了です!
    続いて、各情報の事前登録を行います

手順3. 各情報の事前登録

準備するもの

  • 日本行きのフライトの便名、座席番号
  • ワクチン接種証明書
  • 出国前72時間以内に検体採取した検査証明書

以下、「質問票」「誓約書」「ワクチン接種証明書」「出国72時間前の検査証明書」の登録を説明します。
4つを一度に登録する必要はありません。出国前のコロナ検査がまだであれば、いったんワクチン接種証明書の登録まで済ませておき、後から検査証明書の登録を進めればOKです。

なお、ハワイのPCR検査について知りたい方は、よければこちらの記事もご覧ください。
ハワイの安価なPCR検査を紹介!日本への帰国で利用したおすすめクリニックの体験レポート

1. 登録画面(QRコードの画面)の表示

  1. トップ画面で、左下の「検疫手順事前登録」をタップします
  2. 登録画面が表示されます
    • (12歳以下の同行者がいる場合)登録対象者の名前(②)をタップして、登録手続きをする人を選択できます
    • 続いて「審査票WEB」の登録を行うと、この画面でQRコードが表示されます

2. 「質問票WEB」の登録

  1. 登録画面で「質問票WEB」の文字をタップします
    (文字をタップしないと反応しません)
  2. ブラウザが開くので「次へ」をタップします
  3. 「入国情報」を登録します(画像は後からキャプチャしたので、実際の登録画面はちょっと違います)
    • 便名は、例えばJALの「JL1234」だった場合、以下のように入力します
      • 「航空会社名」:JL
        「便名」:1234
    • 座席番号は、例えば「50K」だった場合、「50」「K」をそれぞれ入力します
      • 座席番号は、いったん空欄でも先に進めるようでした
  4. 「日本滞在情報」を入力します。日本の自宅の住所を入れればOKです
  5. 「滞在情報」を入力します。過去14日間に滞在した場所を入力します
    • ハワイに滞在した場合
      1. 地域1」をタップします
      2. 検索ウィンドウに「アメリカ」と入力し、「アメリカ」を選択します
      3. 「アメリカ」の下に表示された「州・地域」をタップします
      4. 検索ウィンドウに「ハワイ」と入力し、「ハワイ」を選択します
  6. 「体調情報」を入力します。書いてある質問に素直に答えればOKです
  7. その後の情報も入力します(この辺り、何を聞かれたか忘れてしまいました。ごめんなさい・・・)
  8. 最後に「回答入力確認」で「回答完了」をタップします
  9. 登録画面のトップに戻ります。QRコードが表示され、WEB質問票が「登録済み」になっていればOKです!

3. 誓約書の登録

  1. 登録画面(QRコードのある画面)で「誓約書」の文字をタップします
    (文字をタップしないと反応しません)
  2. 誓約書内容(①)をスクロールし、「同意する」(②)にチェックの上、「次へ」(③)をタップします
  3. 確認画面で「登録」をタップします
  4. 「トップへ」をタップします
  5. 登録画面のトップに戻ります。誓約書が「登録済み」になっていればOKです!

4. ワクチン接種証明書の登録

ワクチン3回目を接種済みの方

  1. 登録画面(QRコードのある画面)で「ワクチン接種証明書」の文字をタップします
  2. 「証明書の有無」で「有」を選択し、「次へ」をタップします
  3. ワクチン接種の情報を入力します
    • ①:お持ちの接種証明書を確認して回答します(「接種証明書アプリ」をお持ちの場合は、「はい」を選択します)
    • ②:各接種のワクチン名を選択します
    • ③:3回目の接種日を入力します
    • ④:「Browse」をタップして、ワクチン接種証明書をアップロードします
      • 【紙の証明書をお持ちの場合】
        • 証明書を写真に撮り、その写真をアップロードします
      • 【「接種証明書」アプリをお持ちの場合】 ←私の場合
        1. 「接種証明書」を起動します
        2. 「詳細を表示」をタップします
        3. QRコードのある画像をスクリーンショットします
        4. スクリーンショットの画像をアップロードします
          (※これで正しいのかわかりませんが、私はこれで問題ありませんでした)
    • ⑤:「はい」を選択します
  4. 確認画面で「登録する」をタップします
  5. 「トップへ」をタップします
  6. 登録画面のトップに戻ります。ワクチン接種証明書が「審査中」になればいったん完了です!
  7. しばらくすると、審査完了の通知がきます。画面が黄色になり、「審査完了」となっていればOKです!

ワクチン3回目を未接種の方

私は3回目接種済みだったので、未接種の場合はあまり詳しくありません(すみません)
以下は、厚生労働省のマニュアルのSTEP20を参考に記載しました

  1. 登録画面(QRコードのある画面)で「ワクチン接種証明書」の文字をタップします
  2. 「証明書の有無」で「無」を選択し、「次へ」をタップします
  3. 「登録する」をタップします

5. 検査証明書の登録

  1. 登録画面(QRコードのある画面)で「出国前72時間以内の検査証明書」の文字をタップします
  2. 「検査証明書事前登録の有無」で「有」を選択します
  3. 各情報を入力します
    • ①:検査証明書に記載の「検体採取」の日時を入力します
    • ②:入力なし(自動入力されます)
    • ③:検査の種類を入力します。PCR検査であれば、「拡散増幅検査(RT-PCR法)」を選択します
    • ④:検体採取法を入力します。検査が唾液だった場合は「唾液〜」みたいなのを選択します
    • ⑤:検査結果を入力します
    • ⑥:検査証明書をアップロードします
      • 【紙の検査証明書を持っている場合】
        紙の検査証明書を写真に撮り、その写真をアップロードします
      • 【電子データ(PDFなど)の検査証明書を持っている場合】 ←私の場合
        検査証明書のスクリーンショットを撮り、その写真をアップロードします
  4. 「登録する」をタップします
  5. 「トップへ」をタップします
  6. 登録画面のトップに戻ります。検査証明書が「審査中」になればいったん完了です!
  7. しばらくすると、審査完了の通知がきます。画面が緑色になり、「審査完了」となっていればOKです!

準備完了!この後の流れ

アプリ全体が緑色になれば準備は完了です!
この後は、空港でのチェックイン時に画面を見せればOKです。

チェックイン時に見せる画面は、「検閲手続き事前登録」をタップし、QRコードの画面を見せればOKです
なお、QRコードの画面を出すには通信環境が必要です。ご自身のWifiルーターなどをご準備ください。

また、日本の入国時にもアプリの画面を見せることになります。
入国審査の途中で案内されますので、案内に従っていれば大丈夫です。
 

参考URL

この記事を書くのに参考にしたサイトたちです。ありがとうございました!

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