この記事は、2022年4月20日~2022年4月28日に行ったハワイ旅行の経験をもとにしています
最新情報は異なる可能性がありますので、予めご了承ください
日本から海外に出国する際、JALなど一部の航空会社では「VeriFLY(ベリフライ)」というアプリで、各手続きのweb事前登録ができるようになっています。
この記事では、
日本出国時にJALなど一部の航空会社で使えるアプリ「VeriFLY(ベリフライ)」のインストール・初期設定・事前登録などの使い方を説明します。また、VeriFLYの使用に関わる他の手続きや時期も合わせて説明しています。
VeriFLYを利用して、とても短時間でスマートに日本出国ができたので、ぜひ活用して見てください!
今回は、JALのハワイ行きのフライトを例にして説明します。
他の渡航先でもVeriFLYは使えますが、国によって登録内容などが異なると思いますので、本記事は基本的な使い方の参考にしていただければと思います。
なお、VeriFLYは使える航空会社や路線が限られます。詳しくは【重要!】をご覧ください。
ご質問・ご要望あれば、Twitterでお気軽にコメントください!
https://twitter.com/pukusu_life
目次が長いですが、VeriFLYの設定は「★」の項目だけです。
難しい手順はないので、気張らずにご覧ください!
【重要!】 「VeriFLY」について
VeriFLYが使える航空会社は?
VeriFLYが使えるのは以下の航空会社です。ほとんどの方はJALの使用ではないでしょうか。残念ながらANAは使えないようです
- アメリカン航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)
- エアリングス(Aer Lingus)
- 日本航空(JAL)
- ZIPAIR
なお、JALの全ての路線で使用可能なわけではないようです。次の項目をご覧ください。
JALで、VeriFLYが使える路線は?
JALのホームページによると、以下のJAL運航の路線で利用可能です。なお、他社運航コードシェア便や、国際線から国際線へ乗り継ぐ場合は利用できないとのことです。また、
- 米国行(グアムを除く)
- カナダ行(バンクーバー)
- フランス行(パリ)
- ドイツ行(フランクフルト)
そのほか、VeriFLYの疑問と答え
- いつから事前登録を始めれば良い?
- 手元に書類(ワクチン接種証明書、コロナの検査証明書)があるなら、前日でも間に合います。当日でも間に合いますが、コロナ検査証明書の登録に少し時間がかかるので、早めに登録したほうが良いです。
- 登録の必要があるのは誰?代表者だけで良い?
- 同行者も含め、全員登録が必要です
- 1台のスマホで同行者の分も登録可能です
- なお、VeriFLYの対象年齢は4歳以上のようです(JALの公式ページより)
- VeriFLYは利用しなくても大丈夫?
- VeriFLYの利用は必須ではありません。ただ、その場合は各書類を持参する必要があります。
- 私は、チェックインがとてもスムーズだったので、VeriFLYの利用をおすすめします!
- 利用にお金はかかる?
- 利用料金はかかりません(ただし、インストールや登録時に通信することがあるため、その通信費はかかります)
- 海外から日本への帰国時には使える?
- 海外から日本への帰国時には、VeriFLYは使えません。
代わりに「MySOS」アプリで検閲の事前登録を行うことが可能です。
MySOSについては、本サイトのこちらの記事をご覧ください。
ぷくすライフ -【海外から日本帰国】「MySOS」のインストール方法や使い方【画像あり】
- 海外から日本への帰国時には、VeriFLYは使えません。
はじめに「VeriFLY」を使った出国の流れ
まずはじめに、VeriFLYを使う場合の、出国手続きの全体の流れを説明します。
「★」がついているのがVeriFLYを使った登録作業です。その他は、VeriFLYの使用に関わる他の作業です。
- 飛行機を予約する
- ★VeriFLYのインストール、事前登録をする
- ★VeriFLYでチェックリストの入力をする
- 新型コロナウイルス検査の予約をする
- 新型コロナウイルス検査を受ける(出発日の前日)
- ★VeriFLYで検査の陰性証明書を登録する(出発日の前日)
- ★VeriFLYで当日の持ち物確認を登録する(出発日当日)
- チェックインカウンターでVeriFLYの画面を見せる
なお、アメリカの場合はESTAの登録も必要なので注意しましょう!web上で入力できます。
ESTAは公式サイト(https://esta.cbp.dhs.gov)から登録しましょう。入力項目は多いですが、$14で申請できます。
ESTAは「いかにも公式っぽいけど高額請求されるサイト」もあるので気をつけましょう。
手順1. 飛行機を予約する
「VeriFLY」の使用には、日本出発のフライト情報が必要です。
(既に予約済みと思いますが)もしまだ予約していない場合は、先に飛行機を予約しましょう。
手順2. ★VeriFLYのインストールと事前登録をする
2回目以降の渡航の方(既にアプリをインストールしており、アカウント設定も済んでいる方)は、「2-3. 渡航先・フライト情報の入力」に進んでください。
過去にVeriFLYを使用したがアプリをアンインストールした方は、「2-1. アプリのインストール」から順番に進んでください。途中でアカウントを復活させることができます。
2-1. アプリのインストール
以下から「VeriFLY」をインストールします
VeriFLY: Fast Digital Identity
Daon Inc.無料posted withアプリーチ
2-2. 初回起動の設定(アカウント設定・写真登録)
以下は、iPhoneでの画面で説明します。
なお、「過去にアカウントを作成済みで、再インストールした人」も、こちらの手順に従ってください。途中でアカウントを復活できます。
- アプリを起動し、「開始する」をタップします
- 通知を「許可」します(検査証明書の審査結果が届くため)
- 「同意します」をタップします
- 自分の姓名と、アカウント登録用のメールアドレスを入力し、「次へ」をタップします。
指定はないですが、姓名はパスポートと合わせてローマ字にするのが良いと思います。 - 「eメールアドレスを確認」をタップします。
なお、既に同じメールアドレスでアカウント作成済みの場合、ここでアカウント復活のアナウンスが出ます。復活させる場合は「アカウントの回復」をタップします - 「My VeriFLYへようこそ」というメールが届いているので、「アカウントの確認」かURLをタップします。
- VeriFLYアプリが開くので、次にプロフィール写真を撮ります。
オレンジ枠の内容を読んだら「開始する」をタップします。 - カメラへのアクセスを「OK」にします
- 前の画面の注意事項に従って、自分の顔写真を撮ります。問題なければ「写真を許可」をタップします。
なお、この写真は空港の受付時に本人確認のために使われます。写真を確認するのは航空会社の方なので、本人だと分かる写真ならOKです。特に着飾る必要はありません。 - これで初回起動の設定は終了です。「継続する」をタップします。
2-3. 渡航先・フライト情報の入力
次に、渡航先の国やフライト情報を入力します。
以下では、例としてアメリカのハワイ行きの情報を入力します。
準備するもの
- フライト情報
- 「フライトを追加」をタップします
- 「検索」から渡航先の国を検索します。
ここでは「アメリカ」と入力します。 - 渡航先の国をタップします。
ハワイの場合は「アメリカへの旅」をタップします。 - 「追加」をタップします。
- ホーム画面で、先ほど追加した「〇〇への旅」をタップします
- 表示された注意書きを読み、「トリップを追加」をタップします
アメリカの場合は、オレンジ枠あたりが重要かなと思います。 - フライト情報、搭乗者の情報を入力して「送信」をタップします
「レコードロケーター/予約リファレンス」は、JALだと「JAL国際線航空券 購入完了メール」という件名のメールに「予約番号」として記載があります。 - 画像のような「マイトリップ」画面が出ればOKです!
同行者がいる場合は「2-4. 同行者の追加」へ、いない場合は「3. VeriFLYでチェックリストの入力をする」に進んでください。
2-4. 同行者の追加
同じフライトで一緒に渡航する同行者がいる場合は、以下の操作で追加します。
同行者を追加すれば、代表者1人のスマホで手続きをすればOKになります。
なお、同行者は後からの追加も可能です。
- マイトリップ画面で「同行者を追加」をタップします
- 同行者情報の姓名、生年月日を入力します。
姓名はフライトの予約情報と一致させてください。 - 居住国を選択します。
日本はリストの一番下の方にあります。「Display additional results…」を2回タップすると出てきます。 - 「同意」にチェックを入れ「送信」をタップします。
※「保存」のチェックは任意です。 - 同行者が追加されていればOKです。全員を追加したら次に進みます。
手順3. ★VeriFLYでチェックリストの入力をする
ここからは、渡航に必要な情報を登録していきます。
ただし、「チェックリスト」の内容は渡航先の国によって異なると思われるので、不明点は渡航先ごとに調べていただければと思います。ここでは例としてアメリカ渡航の場合を記載しています。
他の渡航先の場合も、基本操作は参考になると思いますので、ご覧いただければと思います。
3-1. チェックリストを開く
- アプリを開き、「〇〇への旅」をタップします
- 「トリップの管理」をタップします
- 対象者の「チェックリストを管理」をタップします
- チェックリストが表示されます
3-2. 「宣誓書」の入力(アメリカの場合)
- チェックリストの「宣誓書」をタップします
- 前半の注意書きをスクロールします
画像は意訳です。 - コロナ罹患歴について、当てはまる方をチェックします
私はコロナにかかったことが無いので、上をチェックしました。 - アメリカ国民かどうか、コロナワクチンの接種状況にチェックを入れます
画像は、アメリカ国民でなくワクチンを3回接種した場合です。 - 「送信」をタップします
- これで終了です!右側にチェックマークが入っていればOKです
3-3. ワクチン接種証明書の登録
お持ちの接種証明書にQRコードがあるか等で操作が多少異なります。
画像は私の例ですが、みなさまの状況に合わせて選択ください。
なお、「接種証明書」アプリやQRコードありの電子データをお持ちの方は、QRコードの写っている画面をスクリーンショットしておいてください(「接種証明書」アプリの手順はこちら)
必要なもの
- ワクチン接種証明書(紙または電子)
- チェックリストから「ワクチン接種証明書」をタップします
- お持ちのワクチン接種証明書にQRコードがある場合は上、ない場合は下のボタンをタップします
私は接種証明書アプリを使っているので、ここではQRコードありの上のボタンをタップします。 - (QRコードあり)証明書のQRコードが読める場合は「QRコードを読み取る」、デバイス内にデータがある場合は「アップロード」をタップします
私はスマホ内に証明書データがあったため、ここでは「アップロード」をタップします - 「検索」をタップし、接種証明書のQRコードが写った画像を選択します
- QRコードが写ったファイルが表示されたら「送信」をタップします
- 「正常にスキャンされました」と表示されたらOKです!「閉じる」をタップします
3-4. 同行者の登録
同行者がいる場合は、各同行者についても3-1から3-3の登録を行いましょう。
また、同行者のチェックリストには最初に「顔写真の登録」があるので、指示に従って顔写真も登録しましょう。
手順4. 新型コロナウイルス検査の予約をする
出国には、「出国の1日前以内のコロナ陰性証明書」が必要になります。
忘れずに、コロナ検査の予約をしましょう(羽田空港だと、空港内にすぐ結果が出るコロナ検査所もあるようです)
ちなみに、私は「木下グループの、都民無料の抗原検査」を受けました。そのため、出国のコロナ検査は無料でした。木下グループであれば、都民以外の方でも2000円くらいで受けれると思います。抗原検査は結果が出るのに半日ほどかかるので、利用する場合は出国の前日に受けましょう。
木下グループは、3日前くらいから予約可能だったと思います。
手順5. 新型コロナウイルス検査を受ける(出発日の前日)
コロナの検査を受けます。すぐに結果が出るところなら、当日でも大丈夫です。
結果は、紙でも電子でもOKです。
木下グループは電子データのダウンロードしかできませんが、それでもOKでした。
手順6. ★VeriFLYで検査の陰性証明書を登録する(出発日の前日)
コロナ検査の陰性証明書を、VeriFLYに登録します。
必要なもの
- コロナ検査の陰性証明書
- 検査証明書に「パスポート番号」「生年月日」が記載されていない場合は、手書き等で追記します
画像は木下グループの検査証明書です。紫の枠が、私が後から追記した部分です。 - チェックリストから「COVID-19テストレビュー」をタップします
- お持ちの証明書に合わせて、ボタンをタップしてください。
以下は一番上の「QRコードなし」をタップした場合の手順です - 「私の生年月日は〜表示されている」にチェックを入れます
- 検査証明書を見ながら「テストタイプ」「テスト日」「検査時間」を入力します
- テストタイプ:抗原検査は「ANTIGEN」、PCR検査は「PCR法」を選択します。
- 検査時間:木下グループの場合は記載がないので、チェックしないでOKです
- 検査証明書を見ながら「研究室または医師の名前」「検査結果は陰性」を入力します
- 木下グループの場合、「医師の名前」に検査管理者の名前を入力しました。正しかったのかわかりませんが、無事に受領されたので問題なかったのではと思います。
- 木下グループの場合、「医師の名前」に検査管理者の名前を入力しました。正しかったのかわかりませんが、無事に受領されたので問題なかったのではと思います。
- 「検索」を押して検査証明書をアップロードし、アップロードできたら「送信」をタップします。
- これで検査証明書の登録は終了です。審査に時間がかかるので、少し待ちます
- チェックリストの「COVID-19テストレビュー」にチェックがつけばOKです!
同行者がいる場合は、同行者の検査証明書も登録しましょう。
手順7. ★VeriFLYで当日の持ち物確認を登録する(出発日当日)
当日、空港に向かうために家を出発したら、最後の登録を行いましょう!
- チェックリストから「空港に行く前に」をタップします
- 内容を確認してチェックし、「送信」をタップします。
なお、私は紙の書類は何も持っていませんでしたが、空港では特に問題ありませんでした。 - これで全ての手続きが完了です!「パスを見る」で顔写真のページが「完了」となっていればOKです
同行者全てについて、「完了」の状態にしておきましょう
(完了の画像を撮り忘れました、すみません・・・
手順8. 空港のチェックインカウンターでVeriFLYの画面を見せる
実際にVeriFLYを使う場面について説明します。
空港に着くと、チェックインカウンターでスーツケースを預けると思います。
そのチェックインカウンターで「VeriFLYに登録しているか」と聞かれるので、「VeriFLY」の顔写真があるページを見せればOKです。
航空券を渡されたあとは、VeriFLYを見せる場面はありませんでした。
以上で検閲手続きは終了です!
おまけ 接種証明書アプリからワクチン接種証明書を取得する方法
ワクチン接種証明書について、「接種証明書アプリ」をお使いの方は、こちらの手順でスクリーンショットを撮影してください
- 「接種証明書」アプリを起動します
- 「詳細を表示」をタップします
- QRコードが写るようにスクリーンショットを撮ります
コメント